全国済生会地域包括ケア連携士会national association

「済生会人」の新たなあり方を提案

全国済生会地域包括ケア連携士会は、連携士同士がそれぞれの活動事例を共有し、実践についての情報交換を行なう場をつくることを目的として2023年6月に発足しました。

現在は会長を中心に6人のブロック長で組織され、今後の活動指針の策定、アンケートの実施などを行なってきました。また、連携士養成研修会やフォローアップ研修会で実施するグループワークではファシリテーターを務めるなど、アドバイザー的役割を担っています。

連携士の養成人数が24年度には600人を突破。今後は法人外の受講者も増えていく中で、連携士同士の“横のつながり”をさらに強化し、支部や施設の垣根を越えてノウハウを共有していくことが重要になります。

25年3月からは全国の済生会の連携士に向けて会員を募り、ブロック単位での情報共有や本部からの情報伝達、都道府県支部での研修会開催への協力、包括連携における悩みごとの相談ができるしくみづくりを推進します。済生会の特色を生かした、職種にとらわれない「エリアマネージャー」でもある連携士を後押しする体制を整えていきます。

全国済生会地域包括ケア連携士会では、地域共生社会の実現に向けてソーシャルインクルージョンを推進するために、済生会本部とともに現場の意見も反映させながら、継続的につながれるしくみづくりができればと考えています。

24年9~10月に宇都宮で行なわれた済生会支部開催の連携士養成研修会では、法人外受講者を含む39人の連携士が誕生しました。研修会直後には受講者有志により自主的な勉強会が立ち上がるなど、地域開催ならではの展開も見られています。本会の活動でも全国各地から幅広い職種が集まり、異なる視点や発想と触れ合うことで、さまざまな化学変化や相乗効果が生まれることを期待しています。

荻津 守〈栃木〉 宇都宮乳児院院長全国済生会
地域包括ケア連携士会 会長

入会無料会員募集中

全国済生会地域包括ケア連携士会は、連携士同士が活動について話をしたり、悩みごとなどを相談し合ったりできる場です。連携士もしくは、連携士養成研修に講師等として関わっている方はどなたでも参加できます。詳細は以下までお問い合わせください。

全国済生会地域包括ケア連携士会 事務局長 北海道済生会 清水雅成
MAILshimizu@hokkaido-saiseikai.jpTEL0134-21-2757